ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB) MONTHLY REPORT 2014.09

9月。

2014年も既に3分の2が過ぎ去った。早かったかな?遅かったかな?こっちは既に秋の入り口です。こうしている今もまだ夏が余裕で続いている街に住んでる人が
羨ましいです。8月はそれでも、北の短い夏を満喫しようと俺も仲間もよく遊んだな。明るいうちに街に出てビアガーデン行って、一晩中窓が開けっ放しの仲間の
バーで、明るくなっても呑んでいた。今年もここまで中々週末の札幌にはいれない生活が続いてたから、この一瞬の夏は、8月は、短かったが内容は濃かったな。

CALMさんとのJAPANESE SYNCHRO SYSTEM名義でのDJツアーも、ここまで札幌、尾張一宮、東京、宮城登米、熊本、福岡を終えました。全会場、オープン
からラストまで。最初の時間は1曲交代、ピークは3曲交代、で、2曲交代、1曲交代って感じで、ゆっくりと着陸していく感じ。どの街でもこのパターンでやって
ました。与えられた時間内での普段のライブとは違い(って言ってもそれはそれでがっつりやってきたけどね)、お店が開いてお客を迎え入れる所から、集まる
過程、それぞれ乾杯したりしながら段々とダンスフロアに人が出てきて、体揺らす人やクルクル回りだす人、やがて良い感じでどこも人が溢れて、徐々に熱気の
ガスが溜まり、溜まりきってどっか〜んってなって、でもまだそこは夜の入り口で、そこから長い時間をかけてただの週末のパーティーから人生の中での特別な
何かっていう所まで皆で向かって行く。もちろんいつだってそこへ行けるとは限らない。社交や大騒ぎだけを求めている人だっている。それが普通な街もある。
せっかく来てくれたお客には変わりない。でも諦めない。挑戦を続けていく。それが実る時も何も起こらない時もある。でもやり続ける。提示し続ける。そして
待ち続ける。2、3時間を複数のDJで分け合ってっていう形態ではなく、俺とCALMさんの2人だけ。パーティーは続く。明日早い人、そろそろかなって人、少し
ずつ帰る人も出始める。でも全然まだやめない。そこ知ってるダンサーもまだまだやめない。もうないのかって所からまた始まる。数え切れないシンクロを経た
後に、ミラーボールはゆっくり止まり、照明は明るくなってる。でもやめない。この終わるか終わらないかの際が大事。一番良いのはそこまで取っておいてる。
そこを皆で大事に見送っていく。そして遂に、最後の曲がフェードアウトしていく。話声、足音もない無音。この夜最初で最後の一瞬の無音。拍手。そこまでの
全ての時間をCALMさんと2人で、それも音楽だけでオーガナイズする。これがJAPANESE SYNCHRO SYSTEMのパーティーです。ありそうでないぜ〜。「何を
かけるんですか」とか「ハウスかけるんですか」とか、小さな疑問は、最後は誰1人も気にしちゃいない。答えは出てる。CALMさんのお陰で、普段札幌以外では
DJをやっていない俺もリラックスして好きな音楽を鳴らす事が出来ています。今回のツアー、残りは3ヶ所です。俺個人のDJやTBHのライブではお馴染みだが、
この形態では初めて上陸する北見UNDERSTAND。そして今年の1月以来のDJの江ノ島オッパーラはサンセットからサンライズまで。そしてツアーファイナル、
名古屋MAGO。近郊の皆の参加をお待ちしてます。尾張一宮、東京、宮城登米のDJ音源の一部をフリーで公開しています。こちらの過去ツイートから聴けます

9月のライブは鳥取1回のみ。野外だし、メンツも楽しそうだし、ましてや会場となるここの温泉、開湯850年記念って!一体どんな場所なのか、ワクワクっす。
10月までのライブスケジュールも公開してます。ホーム札幌と釧路ではThe Birthdayとの2マン。以前から度々話は出ていましたが、中々実現しなかった企画が
遂に実現します。それも北海道で。チバ君始め、猛者揃いの偉大なる先達。ジャンルこそ違えど、学ぶべきものがある事は明白です。精一杯やります。よろしく。


今月はこの辺で。

ILL-B