MESSAGE FROM BOSS
2009.9.1(#2)
今月もステージ最前線は燃えていたよ。
7月31日、東京。この日は俺ライブ2本。まずは渋谷O-EASTでDJ BAKUのアルバム「12JAPS」のリリースパーティー。アルバムに参加したMCは無論、HIP HOPに携わる人間達がたくさん集まるはず。俺の出番は最後の1曲。その1曲で自分自身をリプレゼントしなくちゃならねえ。時間は短いが大事な仕事だ。夕方現場に着いてすぐリハ。その後一旦中野に戻って本番に備え、再び渋谷へ。お客もばっちり入ってる。ちょうどMSCのライブ中。控え室には残された、これから出番のMCがいた。プロの会話。自分の仕事をやりに来てる。出番。一瞬で駆け抜ける5分強。B-BOY達、上がってたね。短かったがマジで楽しかったぜ。BAKUお疲れさん!
で、ステージを去り、そのまま外へ、迎えの車に乗り込み中野へ。
この日は中野のホーム、我等がFATBROSの14周年パーティー。理屈ぬきに、まずはがっつり盛り上げるのが俺等の役目だ。任せとけ。DYEと合流してリハ。で、スニッカーズ喰ってすぐに本番。そりゃあ覚悟はしていたが、熱く、暑かった。怒涛の勢いで押し寄せるB-BOY、スケーター。
俺等も魂焦がして受け止め、はね返す。50分という俺等のライブにしては短い時間だったが、ぎりっぎりまで消耗した。いやあマジで日頃からちゃんと鍛えてねえと乗り越えられなかっただろうな。ったく楽しかった。ありがとうございました。ライブ後は中野の仲間、そして日本中から
集まった仲間と飲みまくった。いや、ヤバいくらい飲みすぎた。そこら中に笑いがあふれる夜だった。萩原さん、おめでとう。また遊ぼうぜ。
写真もPCサイトのTOUR REPORTに沢山アップしてます。いつも俺等のライブを撮ってくれてるカメラマンが真夜中、現場まで来てくれて、あの魂の会話をしっかり残してくれてました。中野での写真はリハと終演直後の1枚がHAYACHIN、ライブ本編はSUSIEの撮影です。
翌日、起きた瞬間、こりゃあちょっと今日無理かもなってくらい二日酔い。っていうかさ、まだ全然酔ってる。そうだ確かアレキサンダー・リー・チャンと何故かショットかましてたな。やめときゃよかった。でももう遅せえ。ぐらんぐらんしてる。やべえな。ここが2009年前半の山場だ。まずは体を起こし、移動だな。中野から東京駅へ、そして新幹線で山形へ。その間も全然回復しねえ。山形といえばのサンディニスタに着きリハ。こうなったらこれしかない。リハで汗をかき、酒を抜く!ふう、これでちょっとは楽になったな。飯はステーキいただいて、本番。もう山形でライブをするのは何回目だ?って数えてたけど、ついに数え切れなかった。幾つもの夜をこの街でも過ごしてきた。いつかの夜、来てくれてもうそれっきりの人もいるだろう。全て観てくれてる人も、今夜初めて観る人もいるだろう。今夜は今までの現状を維持するためにあるんじゃない。
いつだってその夜を、今夜を決定的な夜にするんだ。体調は依然として冴えなかったが、上がってきてた。本番。長くも短い1時間40分だった。
俺は前半の盛り上がりの後くらいから既に感じ始めていた。今夜はキテるかも、と。少しずつ俺等と山形の間にあった境界線みたいなのが溶けていく。そしてあのエンディング。俺の中の手ごたえはとっくに確信に変わっていた。来て良かった。マジで。山形と俺等も遂に、遂に極まった。
ありがとうございました。シリアスで、でも冷めてはいなく、心の深い所で熱く繋がっていた。あれは最高の夜だった。本当に行って良かった。
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