MESSAGE FROM BOSS

2010.6.2(#3)
翌日、快晴。重乃井で格の違いをまざまざと見せつけるあのうどんをいただいて、一路大分へ。道中、海あり山あり、ゴトゴトと揺られること3時間。前方に次なる街が見えてきた。大分到着。もう3年連続呼んでもらってます。加藤君の出迎えで一路箱へ直行。去年と同じくCLUB FREEDOM。箱の前の公園も、夕闇に包まれてて、俺はしばらくベンチでまったりしてた。何か街の雰囲気が古くてね、不思議な懐かしさがあるよね。フッと野良猫がうろついてたりしてて、あの辺の感じ俺、好きなんだよね。ゴールデンウィーク中なのかあんまり人いなかったな。箱に行くと、ダイはPAさんと共に音作り。前の時はかなり苦戦していたんだけど、今年は思ったより早かったね。何か音もパワーアップしてない?今夜が楽しみだ。まずは飯。去年と同じお店で手作り感溢れる料理の数々をいただく。唐揚げも相変わらず旨い。しっかり喰って本番に備える。会場に戻るとちょうど良い感じにお客が入ってくれてた。十分だ。さあ始めよう。遮るものがない、至近距離での魂の会話。この3年、常に進化してきているってことを証明するべく精一杯言葉を撃っていく。拳を上げ、叫び、口ずさみ、うなずき、それぞれのノリで応えてくれる。気づけば1時間30分超え。たっぷりやらせてもらった。皆、最後まで聴いていてくれてありがとうございました。終演後、次にステージに上がったのは去年と同じく地元のMC、KB。去年、何気に観て、お!良いんじゃね?って思ったMC。今回も良かった。声も安定してるし、バックトラックもバッチリよ。良いと思うよ。終わってから一緒に酒飲みながらあれこれ話す。俺が1枚目のシングルを刷った辺りの世代だった。未来は広い。上がって来るのを待ってるよ。すっかり酔う。加藤君お疲れでした!

翌日、快晴。そろそろ疲れが抜けなくなってる。与一へ行って、関あじの琉球丼をいただく。おお!旨い。こんなのあるんだね。目が覚めた。そのまま別府へ。そこから九州横断特急に乗り込む。特急って言うけど、随分ゆっくり進んで行く。阿蘇を眺めながら熊本到着。そのまま拓郎の運転で黒亭へ。でチェックイン。せっかくのオフ。暖かかったしすぐに外へ。レコ屋行ったりブラブラ。でもさすがに疲れてたんで早めに休む。翌日も快晴。よし!熊本城へ行こう。デ、デカイ!結構疲れちゃって、そのままマッサージ、床屋。よし準備万端。会場へ。会場は老舗ライブハウス、DJANGO。この日は熊本代表まむしMC'Sも一緒。前に会って、年が同じで、意気投合して、今度一緒にやろうって言ってた。久々会ったけど、がっつり話せる。最高!
他の地元の音楽家もBIJAを筆頭に皆、良い感じで迎えてくれた。お客も超満員。しかもがっつり上がってる。BLUE PRINT、まむしMC'Sの熱いライブを観て、登場。灼熱だった。ったく1曲1曲乗り越えるのに必死だったよ。綺麗にやるとかじゃないタイプのライブ。そういう時がたまにやって来る。
1曲目の空気感で分かる。ここは正念場だ、と。目の前から彼方に広がる、上がりまくってるお客に、持てる力を、総動員してぶつかっていかなきゃならない夜。皆、最後まで聴いていてくれてありがとうございました。終わってからは九州最後の夜。飲んだね〜。まむしの兄弟達、そして偶然熊本に来てたRINO(!)と、あれこれ爆笑しながら夜は更けて、明けていった。RINOとは2月のクラッシュさんのパーティー以来。邂逅が続いた九州ツアー最期の地、熊本で会えて、良い感じで飲めて嬉しかったぜ。しかし朝方のダンスフロアーは美しい光景だった。熊本の仲間達、ピース!拓郎おつかれ!

翌日、全っ然寝れずにチェックアウト。そこから平岸までは遠かった。九州、最高に遊ばせてもらいました。皆、本当にありがとうございました!!

次なる街は四国、土佐、高知。2008年のAUTUMN...TOUR以来2回目。今話題の街やね。札幌からは直行便がないので、東京で乗り継ぎ向かう。
遠かったな。でも着いてすぐに札幌との空気の違いに上がったね。何せ札幌はまだ桜咲いてる時期やったからね。高知はもう梅雨近しって感じだった。
スネオとジンの出迎えを受け、レコ屋軽く見てチェックイン。で、リハ。会場は前と同じCARAVAN SARY。先に着いてた徳島の三木祐司とKAIKOO以来に会う。音作りは意外と超難航。ダイとPAさんで諦めずに頑張っていた。おかげで何とか間に合った。よし飯喰おう。向かった先はスネオ一押し利他食堂。良い感じの内装、雰囲気。で、出て来るもん全てが極上でした。あんな旨い刺身は久々かも。さすがは高知やね。すっかり満腹になったよ。
よし会場に行こう。この日はいつものパーティーの4周年らしく、えらい盛り上がっとったね。パーティーピーポーが集合してる感じがしたよ。酒飲みも沢山いたんじゃない?賑やかなことになっていた。正直、この祝いの賑やかさに俺等のシリアスな音楽がフィットするのか?っていう一抹の不安があったんだけど、ふたを開けてみれば全く問題なかったね。っていうか高知の皆の上がりっぷりに救われたよ。マジで皆に最後まで連れてってもらった感覚だったよ。皆に何度も言ったけどさ、こっちも滅茶苦茶楽しませてもらったよ。あんな事、起きるんだね。完全に奇跡的なエンディングやったね。皆、最後まで聴いていてくれてありがとうございました。終わってからは俺等もゆっくり飲んで、闘いの疲れを癒していたよ。次から次へと酒を勧めてくる地元の皆にすっかりリラックスさせてもらってた。本当に良い夜を過ごさせてもらいました。スネオ!お疲れさん。色々ありがとう。皆も元気で!

最後は秋田。昨日のことです。初上陸。TBH47都道府県制覇の長い長い旅、残す5県の1つ。これで東北は踏破した。新千歳空港から1時間で着陸。今回世話になる山田君の運転で市内へ。気温は札幌と変わんないね。箱に向かってリハ。結構広い。ステージ高い。PAさんもベテランで安心だ。結構入るらしいので、ダイはいつもながら入念に音作り。すると町田から山仁&SAGARAXX到着。盟友やね。久々の再会もすぐに爆笑へと繋がっていく。
今日は良い日になりそうだ。飯は手打ち蕎麦を喰いに連れてってもらう。鶏も旨し。そこでも山仁の大馬鹿エピソードで一同すっかりほぐれる。愉快。
一旦宿で休み、箱へ戻る。山仁&SAGARAXXライブ中。狂いながらも大らかに展開される山仁ワールド。俺等なんかよりも全然個性的だ。皆、段々引き込まれていく。最後は包まれるような暖かさの中にILL。不思議な男だな。次が俺等。ぶちかまそう。この日は70分セット。恐らくほとんどが初めて観る人達だったと思うんだけど、初っ端から最高の盛り上がりでした。あれにはね、こっちも驚きと共に上がれましたよ。とても初めての街とは思えないシンクロぶりでライブは進んで行く。途中、深みあり、お客いじりあり、笑いと涙が両立されていて、でも笑いの方がほんの少しだけ多いという最高の時間でした。皆の心をすごく近くに感じながらのライブでした。皆、最後まで聴いていてくれてありがとうございました。幕を開けた俺等と秋田の歴史、これからもどうぞよろしく!
終わってからは山仁&SAGARAXXと遊びまくっちゃいました。あっち行って、こっち行って、地元の人達と乾杯して、楽しかった!で、楽屋でワイワイやってると、とてつもないオーラと緊張感を身にまとった男が。そう、今夜の最後のゲスト、難波章浩!
今から遡ること結構昔、HI-STANDARDで札幌にライブに来てて、たまたま俺等もだったんだ。その時からもう既に彼の心は俺等にも開かれていて、
最高な出会いだったのを憶えている。あれから難波君も色んなことがあって、俺等も色んなことがあって、今年の2月のリキッドルームでのラフィンとタートルと一緒にライブやった時に再会したんだ。その時ももうずっと会ってなかったって感じしないくらい自然に話したね。で、その延長にこの日があった。20代に一度、普通の人間が一生かかって登る山を、一瞬で登りきった男は、今、再び新しい山を登ろうとしていた。
あの、朝方の難波君のライブを観てて、俺もまだまだこれからだと思ったよ。何度だって始められるって。パーティーが終わってからお互い聞きたかったこともあって、色々話した。SLANGがアメリカで、タートルがモロッコでライブしてる時、俺は難波章浩と秋田のビルの屋上で朝日を浴びながら空を見上げていた。皆、空の下で繋がってる。なんか嬉しくなる。これからも楽しみなことがたくさん待ってるんだ。山田君、色々ありがとう。難波君、また会いましょう!

47都道府県制覇まで、あと4つ!!!

以上、つぶやきとは違い、起こった事を全て書いたらこんな長さになっちまったよ。ここまで読んでくれてありがとう。

健康で。

ILL-B



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