MESSAGE FROM BOSS
2010.8.5(#1)
8月。
暑いね。でも札幌なんて問題ならないくらい、南は暑そうだね。こっちはあの冬があるからさ。今の季節は最高にいいぜ。
PHASE 3も残り少なくなってきた。ライブスケジュール、全て発表してます。10月2日の北見で、全て終わります。以降はアルバム制作に専念するため、ライブはしません。2007年の春以来、ほんと長い間、数えきれない夜、実際に皆と向かい合い音と言葉と前向きな雰囲気を分かち合ってきた。その繰り返しももう終わる。
平日の走り込み、ダイとのスタジオ、で、週末のあの新千歳空港とライブ先の往復。もう余りにも日常すぎて、この生活が変わる実感はないのだが、もう終わるんだ。
多分、全て終わってみれば、走っている今が1番良い時期だったんだと思う。忙しさにクラクラするが、そう思えるようにベストを尽くそう。
8月1日の時点で残りは19公演。1週ごとにそれは減っていく。皆の忙しい生活、暮らしの中、貴重な時間をお借りしたい。そして折角来てくれたなら、楽しもう。
感じ方、楽しみ方、騒ぎ方、踊り方、考え方、皆が違うが、赦し、THA BLUE HERBのPHASE 3、同じ空間にいるという地球規模では奇跡的な偶然をさ、楽しもう。
7月の久々の札幌公演、沢山来てくれてありがとう。そして入れなかった皆、毎度申し訳ない。ホーム札幌では残り2回ライブがあります。1つ目はRISING SUN。
2年ぶり5回目のエントリーっす。今月のトップ画像になってる2007年のサンステージはやっぱ忘れられねえな。っぱない夜だった。あれは確実にPHASE 3のクライマックスの1つだった。
全部終わって、これまで感じたことのない、あのステージサイズの、巨大な達成感にうち震えながら、本田君とSUSIEとステージ後ろのスロープを降りていると、前から10-FEETのタクマとドクターがこっちに歩いてきて俺を受け止めてくれたんだ。憶えてっかな。今回も数々の強者達を相手に、地元、北海道の路上からの出場。楽しもう。そしてPHASE 3.9ツアーのセミファイナル、9月30日のCOUNTER ACTION。ここが札幌での最後になる。O.N.Oも登場。
チケット発売は8月10日。完全限定です。またすぐになくなりそうなんでお早めに。愛する地元のホーミー達よ!PHASE 3の散り際をそこに見届けに来てください。
前売りチケット発売場所は以下です。COUNTER ACTION(222−1423)、YELLOW(242ー7333)、CAMCAM(271−4449)。よろしくです。
「MISSION POSSIBLE」無事にリリースしました。アナログ、ちょっと遅れてる。ごめん。沖縄を始め、列島中から本当にポジティブなリアクション多数、感謝です。
オファーを受けて、お金とかの条件を整えて、制作に入るという所謂仕事とは違って(それを悪いと言ってるんじゃないよ)、完全に気持ちで創った曲を、こうして世の中に発売することができて、各店気持ちで展開してくれて、しかもそれを買った皆が色んな友達に薦めてくれて、遠い場所の皆とリアルタイムでHIP HOPの熱さ、前向きさ、意味深さ、未来、そしてそれ自体の楽しみやワクワクを共有できて、マジやってみて良かったと思ってる。ぐわ〜って全国に広がってく様は壮観だったね。
昔、ニューヨークのHIP HOPにやられて、追いかけてばかりだったけれど、今、俺等は日本で、俺等なりのHIP HOPで、ただ文句ばっかキャンキャン言ってねえで、ラップしてる。リアルタイムで進行している。終わっちゃいねえ。続いてる。各店のバイヤーさんありがとう。あと足を運んで買ってくれた友人達よ、ありがとう。
ただ、きっと今日も、あの晴れ渡った沖縄の上空には戦闘機が飛んでいることだろう。何も変わらずにね。でも先月には存在しなかった1曲が、日本人の、戦闘機の爆音に比べるとかき消されちまいそうな、しかし想いの詰まった1曲が、現実、この世に鳴っている。皆のそれぞれの日常の中に居場所を得て、歌わせてもらえてる。しかもかき消されちまうかどうかはさ、それを鳴らすそれぞれのヴォリューム、テンション、ノリ次第ってやつよ。な!やりたいヤツがやりたいようにやればいい。
時として想いは伝わらず、歪曲されたり、誤解されたりもする。よくある話だ。大切なのは自分が自分を信じれるかってことだ。何もしないでは、何も始まらない。
もう始まってる。始めちまってる。引き続き、今までも、これからも、そう!それぞれがさ、諦めないでできることをやってくだけっしょ。思うことを言葉にして、歌でもラップでも何でも、伝えようとするべきだ。な、D.D.S!沖縄からの回答、届いたよ。速さもやり方も、間違いない。そこに住んでいない俺や俺等にとって聴かなくてはならないメッセージだった。ピース!
戻る
トップ
(C)TBHR