MESSAGE FROM BOSS
2010.9.1(#4)
東京。新宿。前入り。澄み切った新潟から来ると、いやはや、歌舞伎町は凄いね。ありとあらゆる普通なら隠されている欲望たちが全て丸出しでこっちに迫ってくる。手招きしてくる。ちょっとこの日の俺にはそれが過剰だったんで、こんな時は中野へ。久々青葉のつけ麺喰って、ファット行って、そっからヘビーシックでOPSBのリハを観に行く。で、新宿戻って休む。今回のライブは異色なブッキング。毛皮のマリーズというバンドと同じ箱を分け合う。箱は初めてのRED CLOTH。お客との距離が近そうだ。どんなことになるんだろう。PAのサニーさん、照明の畠中さんも集合。出番は俺等が先陣。ステージに出ると、なるほど、こんな感じか。俺等目当てと彼等目当てのお客がはっきりと分かれていた。上がってる人と、探ってる感じの人。いいよ。始めよう。
与えられた時間は50分。俺等にとっては長くはない時間の間、どこまで皆の心に入り込めるか挑戦だ。結果、出来ることは全てやらせてもらいました。
後は皆の心に言葉の破片が刺さってくれてるか、そこだな。若干アウェイな空気の中、いつものようにがっつり俺等を上げてくれた皆、そして初対面でも最後までそこにいてくれた皆、最後まで聴いていてくれてありがとうございました。毛皮のマリーズも初めて観たんだけど、個性爆発してたね。知らない世界を知れた時、自分の世界が少しだけ広がるね。RED CLOTH、スリルとワクワクをありがとう。
RISING SUN ROCK FESTIVAL。2年ぶり5回目。正々堂々、地元札幌から登場だ。力入ってたよ。俺等がいつも日本中のフェスでやっているライブを愛する地元のオーディエンス、友達や仲間に観てもらう貴重な機会だからね。先月のJADEとはまた全然違う、巨大なステージ、音響、照明、それらを1MC1DJで、細部まで操って、全てコントロールしての表現。1つの世界の中だけにいては知りえない、ジャンルの壁を越えた先にウジャウジャいる数えきれない強者達の中で、いかに埋没せずに、どれだけ強烈な印象を残せるか、モチベーションはこれに尽きる。そして純粋に札幌、北海道の仲間にぶっ飛んで欲しかった。楽しんでもらいたかった。当然、PAにはサニーさん、照明の畠中さんに来てもらっていた。RSRは過去4回も良いイメージが残ってる。やったるぜ〜!夕方スタジオに入ってしっかりリハーサルして平岸から出陣。サンステージ裏に到着。2007年、サンステージでやった時、裏でそのステージ見てそのあまりの巨大さに一瞬ブルッときたのを憶えてる。でも今回はデカさを全然感じなかった。この3年で少しは俺等の器もデカくなってくれたかな。楽屋エリアの賑やかさ、終えた方々のリラックスした空気を避け、すぐにステージ裏へ移動。そこでダイと静かにその時を待つ。
持ち時間は70分。目の前には5000人。柵の右側にも人が沢山いる。最初から皆、上がってたね。待っててくれてありがとう。楽しもう。70分あれば上げるだけじゃなく、深みへ誘い込むことも可能だった。あの時間は深かった。そしてそこから、人生の悲哀や深み、ある種の限界を知ってから、皆で再び、想いの破片を拾い集めて前よりも高く飛ぶ。そしてその最高地点でパッと散り、別れる。ずっとイメージはしていたが、実際にステージから見れた景色は半端なかったよ!ずーっと向こうまで、皆の前向きな気持ちが、ぶっちぎりで輝きまくってたよ!あの景色を見たいがために、ずーっと練習してきたんだ。ずーっとラップしてた。それが報われる瞬間でした。もちろん、俺等は取るべくして取るつもりだったし、その通りに取った。ごちそうさま。皆、最後まで聴いていてくれてありがとうございました。RSR、間違いない楽しさでした。終わってから、続々集まって来る皆と乾杯を重ね、で、直後のEGO-WRAPPIN'でがっつりぶっ飛ばされ、その余韻のまま、ホーム、フィルモアノースのダンスフロアーまで帰ってきた。そこで疲れと達成感と共に、
なんと更に上の、天上の世界を垣間見て(あったね〜)、ゆっくりと着陸してました。DAVIDさん、う〜ん、とんでもない。とんでもなさすぎる。聴けば聴くほど、どんだけとんでもないかがほんの少しずつ解ってくる。最後の最後にあんな人が控えている札幌アンダーグラウンドに生きて、底で、あんなライブの後にも学べて、また知らないことを知って、成長できて、幸せだ。
京都。今年4月以来。THA BLUE HERBの勝手に第2の故郷。1999年の秋以来、あの愛するオーディエンスに何度も何度も迎えてもらい、頂点を更新してきた。大事な別れの宴だ。想いはたっぷり詰まっていた。しかもこの日、俺等のライブの後はCALMさんのDJ。楽しくなるぞ〜。その前にしっかりリハ。サニーさん、畠中さんにも来てもらってて、現時点でのベストのセット。箱はWORLD。昔、もういつだったか憶えてないけど、ポンの周年で皆で音を出して大騒ぎして遊んだとこ。木屋町でライブなんて久々だ。激ウマのイタリアンをゴチになって、会場へ。しっかし入ってたね。何と700人超え。
ヤバいね、京都。おっしゃ〜やるか!いつものことながら初っ端からこっちもお客もテンション高っ。上がりっぱなしでしたね。昼間の暑さとクーラーの繰り返しでちょっと体調ヤバかったんだけど、1発で治ったわ。皆、最後まで聴いていてくれてありがとうございました。無論全ての街が、俺等にとって等しく特別ですが、京都の皆、ほんといつもありがとう。上げてくれてありがとう。上がりました。皆も上がってたね。音響的に良くない瞬間とかもあったけど、余裕で上がりの方が勝ってたね。圧勝やった。終わってからもノリは全然続いてて、そりゃあ沢山の友達と、あっち行ってこっち行ってって遊んで楽しかった!久々7時過ぎにポンまで行っちゃったもんな。皆、元気で!また遊ぼうな。
翌日はオフだったんで、すぐ起きて、いつもの京都のオフの過ごし方。南禅寺行って、哲学の道歩いて、ポン行ってって流れ。それから今回のパーティーの主催のウメちゃんやCALMさんチームと合流、旨い夕食を皆で食べた。びっくりするくらい旨かった。やはり京都、奥深いね。今回は龍門行けんかったな。
ウメちゃん、ゆうたろう、ありがとう。色々御苦労さんでした!
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