MESSAGE FROM BOSS

2012.11.6(#2)

沖縄。今年2回目。今回は盟友1945のKURANAKA主催の野外パーティー。ずっと前からKURANAKAは話してた。でも実際にそれを動かし、設営し、人を集め、音を出す。これは並大抵の胆力じゃできねえ。相変わらず凄い男だ。誘ってもらって光栄でした。台風がすぐ近くに来てて、中止の心配があったけど、まさかの間近で停滞、開催!俺等が現場に着いたのは本番40分前。小雨混じりの中、風も強かった。でもDRY&HEAVYの重低音にお客の影が揺れてる。道は前にしかねえ。よっしゃやるか。本番、徐々に強くなる雨、風。それでも目の前で聴いてくれているお客。こりゃ俺だけ屋根のあるとこには引っ込めねえって感じでステージ最前で雨を全身に浴びまくりの75分。長いラッパー人生で最も過酷な天気でした。汗と雨、寒さで震えてた。
最後までそこにいてくれてありがとうございました。皆がそこに、底にいてくれたから最後まで行けました。シリアス極まってる沖縄の現状に対する俺の意見をも、無論、人それぞれ意見がある中、あの雨と風の中、聞き入れてくれた皆の懐の深さのおかげです。あれから1日あの場にいて、ステージで言った「沖縄から聴こえてくる音楽を楽しみにしてます。」に呼応するかのようにステージから聴こえてくる沖縄のラッパーやレゲエミュージシャンの音楽、沢山知れました。しかもどれも素晴らしく、自分の無知を恥じる時もあった位です。翌日の昼にやらせてもらったCALMさんとの1曲交代のDJも楽しかった。お付き合いありがとう。そしてその後から最後のKURANAKAまでの時間、音楽、天気、どこ切っても最高だったね。道は遠かったけれど、本当に来て良かったなあと何度も思えました。沢山の人と乾杯して、話して、寝転がって、踊って、握手して、また乾杯して、ずっと楽しかったです。
KURANAKA、スタッフさん、御苦労さんでした。そしてありがとう。そして沖縄、話したい事はまだまだあったがすっかり秋の札幌に帰ってきたよ。
紅葉が始まった札幌でも、想えばすぐに、太陽の眩しさと愛する友人達の笑顔が目に浮かぶよ。うちなーんちゅ、やまとんちゅ、アメリカ人、ハーフ、クオーター、ブラジル人、韓国人。皆、親切で、温和で、そしてどこか立ち入れない影を忍ばせて。皆の幸せと安らぎを願ってる。いつもありがとう。


鳥取。3年ぶり5回目。いつもの顔ぶれに会えるのを楽しみにしていた。羽田乗換えで着陸。遠いな。着いた頃にはもう真っ暗。5回も行ってんのにまだ砂丘には行った事がないので行こうと決めてたのに真っ暗じゃな。中止。そのまま箱へ。店の名前はこの数年で4回変わったらしいけれど、初めて来た時と同じ箱でした。スピーカーを追加で入れてくれてたり、内装をデコレーションしてたり、鳥取の仲間の気持ちが伝わってきた。リハも入念に。久々だからな。今の俺等のライブをたっぷり味わってもらうんだ。この日は90分。それだけあれば行くとこ行ける。飯は近海の幸。初めて来た時の事とか鳥取の仲間とワイワイ話して良い時間だった。で、本番。俺等の前にやってた地元の音楽家のライブにも随分アゲられた。そこからの90分。最後までそこにいてくれてありがとうございました。気づけば心、近くなってたね。俺にはそう感じましたよ。終わってからの酒も旨かった。DJ陣もヤバいのはとっくに知ってる奴等ばかり。聴いてもよし、話してもよしな空間でした。鳥取の仲間、お陰さんで楽しかったです。また次の機会は砂丘に行こう!


京都。3ヶ月ぶりに帰ってきた。ボロフェスタ。この何年間、何度も誘われてたんだけど遂にタイミングが合った。沢山のユニークな音楽家が集まる一大イベント。その日ヒップホップは俺等だけ。いくら第2の故郷京都とはいえある意味アウェイ。でも、そこにこそマジックは起こりうるって事は今年は何度も体験してる。出番は19:30。45分1本勝負。PAのサニーさん、照明の畠中さんも来てくれてる。会場中自由な雰囲気。解放区だったね。本番は一瞬でした。でも濃度がみっちり詰まった瞬間の連続だった。前方で終始アゲまくってくれた皆に感謝。そして後ろも横も、最後までそこにいてくれてありがとうございました。初対面の人達、普段は交わりにくい人達、分け隔てなく最後は皆、1つになってたと、こっちは勝手に思っております。初参戦でしたが最高に楽しかった!スタッフの皆さん、お世話になりました。で、終演後は龍門行って、ポン行って、いつもの京都を大満喫。狂都の馴染みの顔役達との大馬鹿爆笑話。TAKUMAやTOSHI-LOWも来ちゃってもうハッチャメチャ。最後の方は記憶ないっすわ。迷惑かけた人いたらゴメンナサイ。


11月も東北から九州まで。どこも久々に会う街ばかり。楽しもう!

ILL-B



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