MESSAGE FROM BOSS

2013.3.1(#2)
ニューヨークに行ってました。ドナルドバード師が亡くなった最初の週末、DJ UGのプレイする「DOMINOES」、「LOVE HAS COME AROUND」に、地元の、人種が見事なまでに入り交じったダンサー達と共に心を揺さぶられまくってました。共有出来るんだね、同じなんだね。無論、違いは介在しているけれど、っていうか全部が全部違うからね。それを認め合うしかないよね。その先にあるユニティを確かに見つけている最高にファンキーな彼等、彼女等と知り会えて、こうしてまた会えて、皆も変わらず元気で、そしていつものように音楽を間に意味深い時間を過ごさせてもらって至福でした。ふと窓際に目を移すと、日曜のクイーンズにも朝が来てて、天気が良さそうで、でもパーティーはまだ終わっちゃいなく、夜通し体に根付いたグルーヴが、どんな音にも
反応する状態、つまりこれ以上ない良い状態、前の曲の後の拍手の後の、静寂。そしてHERBEST MOONの「BETWEEN YOU BABY AND ME」が!創ってから何年も経て、その瞬間にいきなりかかって、場のグルーヴが変わることなく雰囲気が繋がっていく光景、その場にフィットしまくる言葉、美しくもイカレまくってる音、音響、そして曲が終わった後、「BEAUTIFUL」と握手を求めてくる名物ダンサー、そうかと思えば「SELL OUR SOUL」は最強だっていう趣旨の想いを
ありったけの汚いスラングを使って伝えてくるデスメタルバンドの男。いつも、どこででもですが、音楽を続けてきた御褒美をもらった瞬間多々でした。

そしてマークケイミンズ師が亡くなった最初の週末、43年間続いてきたパーティーにもまた参加できました。俺自身、随分と後にそこに遅れてやってきた、そのパーティーを構成している要素の1つに過ぎないのだけれど、そんな俺にもあの場のノリが尋常ではない事、洗濯機の中のような、メルティングなポットな人種も性別も趣向も何もかもごった煮なダンスフロアーで、誰も誰にもぶつからずにクルクル回ったりしながら音楽を聴き踊る遊びってのは本当に、究極に最高だぜ!って事は理解出来る。俺、今年で42歳。小学校の頃からずっと機会があれば趣味の欄には「音楽鑑賞」って書いてきた。で、途中から趣味の「鑑賞」は「ダンス」に、そして今は「仕事」にもなってきてる。で、そんな俺よりも長く続いているパーティー。呆れるほどのパイセン達のはっちゃけっぷり。
音楽に対する知識と愛しっぷり。クラシックスや現行のテクノや音響音楽全てを楽しみ踊りこなすドファンキーさ、皆さんマジで目を奪われる程ヤバいっす。
そしてその場を支えている同じ日本人の誇り高き友人達、尊敬というか、畏敬というか、皆さんの熱情を知れた事は、俺っていう1人の、札幌に住んでいる日本人の人生を豊かなものにしてくれています。いまいち他の国に誇れる事が少ないけど(本当はたっくさんあるんだけどね)、そんな俺にも日本人としての誇りを感じさせてくれます。そしてその丁寧な仕事、献身、親切が結実する先がお金ではなくて、音楽、パーティー、JOYであるって所が最高に”粋”っす!
そう思ってるのは絶対に俺だけじゃない。あのパーティーの景色が黙示してる。今回も楽しませていただきました。またそこで皆さんと遊べるように頑張ります。
本当に色々とありがとうございました。



戻る

トップ

(C)TBHR