MESSAGE FROM BOSS
2013.7.5(#1)
7月。
今年も既に半分過ぎ去った。皆、やりたい事やれた?やれていた事を、やれている事を祈る。うまくいかない時もあるのはお互い様。時は静かに流れていく。
重要なのは、結局は、後々の自分を納得させられるのは、ただただ唯一、その時の私は挑戦していたって誇れる事実だけ。それは私しか知らない事。世界中の私だけ知っていればそれでOK。静かな満足。ささやかな達成。騒がしい結果は後の話。語られる歴史も後の話。現在進行形の命だからハッスルしていこうぜ。
ホーム札幌、凱旋ライブが近づいてます。特別限定前売りチケットもサクッと売り切れました。そうじゃねえと始まらねえ。ありがとう。無論、だからって当日入れないって事はありません。各自フライヤー持参で3,000円です。フライヤーがない場合は3,500円です。開場は19:00。YO 札幌。先輩も同世代も後輩も関係ねえ。同じ時代、同じ国、同じ言語、それは小さな偶然だ。そんな奇跡の中でさらに同じ土地で生き合わせた俺等、ここは集まれた皆で楽しもう。
選挙近づいてるね。俺は今回は三宅洋平に入れてみようと思ってる。今まで誰かに入れたみたいに、他に誰もマシなのがいないからって理由じゃない。無論、彼の全てを知っているワケではないけれど(そんなの皆そうだけど)、投票に行こうと思える能動的な気分が俺にはある。そう思わせる何かが洋平にはある。
って言うかさ、下の名前で呼べる人が、友人が国政に立候補するって事が既に革命。彼の勇気に、ただの1票だけど、それを投じる喜びすら与えてもらってる。
洋平だから俺は投票する。つまり、洋平が言っている事と他の誰かの言っている事を突き合わせた結果、洋平を選んだってワケじゃない。洋平が間違った事を言ってるとかじゃない。はっきり言って完璧。何の異論もない。ただ、今回俺が洋平に投票する理由はそこじゃない。これは、きっと、長い長い歴史の1つの分かれ目な予感がするんだ。何よりも、誰よりも、最初に踏み出したって事に価値がある。時代の始まりの終わりってやつよ。俺はそこに1票賭けるぜ。以上。
先月もここで軽く触れていましたが、3月15、16、17日に東日本大震災で被災した東北の東海岸側で敢行された「CAN'T STOP TALKING TOUR」の軌跡がDVD作品になります。現在、制作は最終局面に入っております。監督は「PHASE 3.9」を手がけた川口潤氏。タイトルは「PRAYERS」。DVDは2枚組です。DISC1は宮古から大船渡、そして石巻までの国道45号線の道中の映像、インタビュー、宮古と大船渡でのライブなどを収録。DISC2はツアー最終日、石巻でのライブを完全収録。さらにTHA BLUE HERBの約1年ぶりの新曲となる同タイトル「PRAYERS」を収録したCDを加えた、2DVD+1CDの全3枚組!価格は税込4,980円。発売は8月14日。8月7日からここの通販サイトで先行販売します。店頭、通販、どちらも初回特典として昨年7月8日ホーム札幌、ペニーレーンで行なわれたライブ音源をダイジェストで収録したCDを付けます。こちら、ホーム札幌ならではの選曲、MC、力の入り方で、がっつりと鳴っております。
あのライブから、あの被災地での日々から、もう4ヶ月が過ぎた。今、俺はあの旅を収めた映像を何度も見返している。晴れ渡った午後、大切なものの多くが流れ去った地をひた走り、遂に辿り着いた突風吹きすさぶ暗黒の夜、2年後のあの週末あの夜あの高みで、共に創り上げたあの透明で強固な祈りの彫刻。共有された言葉、そして言葉にならないその先の祈り。すなわちそこで行なわれたライブ自体、これは残されるべきものだと、俺はその時、既に感じていた。そして同時に、
音楽とかライブとか以前に、俺のような普通の人間、被災地を常に想いながらも、そこから遠く離れた日常の忙しさの中に生きていて、その地に中々行く事が出来なかった人間が、2年後、そこに行って、何を見て、何を感じ、実際の死と破壊の現実に接して、心の混乱や痛みの底からどんな言葉を拾い上げていったのか。更に言えば、生き残った罪悪感や遅れてやってきた負い目を引きずる弱い自己をどう克服していったのか。これはまだ何も終わっていない、これからも長く続いていく東北の復興の道程において、これからそこに行こうと思っている人、何かをやろうと思っている人にとっても有効な映像だと信じています。
今日もNBC作戦続行中。
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