MESSAGE FROM BOSS
2013.7.5(#2)
ここからは恒例のライブレポートを。6月も激戦続きでした。47都道府県2周目制覇も成し遂げた。昨年の5月に「TOTAL」を完成させ、発売した後は、俺等、この1年間、そこに向けて生きてきた。毎回毎回、勉強だった。気付かぬうちに慢心がまとわりつき、このままじゃいつか痛い目にあっちまうと、何度も気付き、研究と練習を重ねてきた。そうして辿り着いたこの6月も多くを学んだ。ただ上手くやるとか、格好良く見せるとかじゃない部分で、学べる機会は多々あった。
2013年上半期、ライブも残すは5本。きっとそこでも思い通りにいかない事はあるだろう。要は、どんな状況でも、箱でも、お客でも、こっち側からは何1つ選べないって事だ。同時に、こっち側に合わせられる事も限られているって事。そこで気持ちを切らさず、揺れず、自分等の力をいかに出し切れるかっすわ。
とにかく、「追う者は追われる者に勝る」ってね。「追われる者は追う者を待たん」ってね。目指す頂上は、その価値は、人それぞれだ。俺等は俺等で、また1つの高みを極めた。47都道府県、どこも意味深かった。文字通り、ぶっちぎりの独走だった。誰の追随も許さなかったぜ。さて、じゃあ次は何を追うかな。
PCのツアーレポート、写真を見てもらえれば解ると思いますが、6月は色んなジャンルで闘っている、同じノリを乗りこなす愛すべきファンキーすぎる音楽仲間達と遊べました。先月の佐賀で会って頂で会って森波で会ってって仲間や、森波で会って町田で会ってって仲間や、頂で会って沖縄で会ってって仲間。マジで同じ大海の中、繋がりまくってたね!どこにいても、いつでも、皆、変わらず、相手の音楽に寛容で、そして出番が来たら負けず嫌い、そんな皆、本当最高っす!
頂。静岡近郊で行なわれてきたフェス。もう何年もオファーをもらっていたんだけど、今まで中々タイミングが合わなかった。だから去年の春の時点で今年の開催日は空けてた。待望の初登場。メンツも今まで色んな所で顔を合わせてきた、友人でもありライバルでもある強者ばかり。新千歳から羽田、品川経由して静岡着。1月の静岡ツアーでも世話になったHIROMATICとユウキの運転で現地へ。着くとGOMAちゃんがどっか〜ん!って沸かせてた。楽屋エリアもあちこち知ってる顔だらけ!邂逅、再会、挨拶、談笑、超楽しい。俺等の出番はその日のメインステージのトリ。初出場でトリっていうブッキングに皆の期待を感じていたよ。同時にプレッシャーもね。辺りはすっかり闇に包まれ、俺等の出番。60分1本勝負。新旧織り交ぜ、野外ならではの天井知らずな大気圏外セットでがっつりぶっ飛べました。飛び過ぎて終わってからも意識が地球に戻ってくるのにしばらく時間がかかっちまったよ。お客の皆の上がりのおかげです。そこで聴いていてくれてありがとうございました。翌日も朝から飛行機ギリギリまでずっと遊んじゃいました。まさに頂の名にふさわしく、楽しみが突き抜けてた!
高松。そしてやってきた約束の地。47都道府県2周目制覇のゴール。5年ぶり2回目。神戸空港から三河さんの運転で3時間のロングドライブ。着く頃には結構疲れてたけど、そこは高松。うどんがあるじゃないか!で、バカ一代っていうお店に直行。流石貫禄の激旨。こりゃ札幌では喰えんわな。街も古さが良い味を醸し出してて、雰囲気あるね。四国ってどこに行っても、いつか住んでみたいなって思うよ。今回色々力を貸してくれた、ゆうたろうと合流。そこから途中にタワー寄って挨拶して、箱へ。RAD。PAのナオミとDYEで音作り。からのリハ。時間かけて入念に準備。そこがゴールだとか、全く考えてなかった。むしろ今夜を乗り越える事の難しさ、ヤマの険しさ、常に最悪の状況を想定する姿勢は全くもっていつも通りだった。瀬戸内の魚をたっぷりいただき、本番へ。中は良い感じで温まってる。さあ行こう!俺等と高松、この巡り合わせを楽しもうぜ。90分、起伏を何度も乗り越え、高松の皆と同じ新しい未来を確かめ合った。そこで聴いていてくれてありがとうございました。おかげさんで意味深いゴールになりました。また遊びに行きます!ゆうたろう、マジで色々とありがとう!
森波。宮城県登米市の山中で醸造されてきた知る人ぞ知る祭。もう結構前に登米の仲間と繋がれて、何度も会い、呑んで話して、そしてこのタイミングで遂に出る事ができた。美しい田園と最先端のぶっ飛び音楽が共存している登米という完全オリジナルなエリアを、現地で、自分の肌で感じたいと、そこで自分等の音楽を鳴らしてみたいと俺はずっと思っていた。高松でうどん喰って13時に出発(ツチノコ運転お疲れ!)、登米に着いたのが夜9時。ハードな移動だった。天気は雨。現場への道、不安も少しはあった。でも!着いたらそこは解放区。自由な空気に満ちていた。気付けば雨も止んでいた。イケる!そう確信したよ。
そしてライブ。山の向こうは南三陸。そう、ここは特別な場所。気持ち込めてがっつりやらせてもらった。生と死の狭間、束の間の今、ここで生きているって事を全身全霊で伝え切った。あれが俺等の全て。そこで聴いていてくれてありがとうございました。応えまくってくれた皆、熱はステージにばっちり伝わってきてたよ。念願叶って参加できてマジで嬉しかったし、色々観れた音楽家達も皆、素晴らしかった。お客もスタッフも皆、温かかった。MITCH!ありがとう!
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