MESSAGE FROM BOSS

2013.8.1(#2)

昨年6月から続いていた「TOTAL」のリリースツアー、つまり、それを買ってくれた人達に、俺等がアルバムの中で歌っている事をマジで信じているんだって事を信じてもらうため、生身の体をお客の眼前まで運ぶ旅。無事に全てのスケジュールを終了しました。47都道府県各街の公演を取り仕切ってくれた仲間、その仲間、皆の尽力、本当にありがとうございました。よく聞かれます。「どの街が1番良かった?」と。その度に答えるけど、マジでどこも違ってて、どこも好きで、どこも
良い思い出が残ってる。本当だよ。全ての街、笑って、満足して、悔いなくステージを降りられた。そこにいた人なら誰でも知っている事だ。13ヶ月で通算93本のライブ。最低でも練習も93回。本番前のリハーサルも93回。DYEとずっと創っては壊しを繰り返してきました。常に更新。昨日より今日、今日よりは明日。それ以外何も出来ない、超ハードな道だったけど、幸せな日々だった。何よりそんな俺等の努力や献身を、お客が理解してくれているのが幸せだった。皆を上げたい、楽しませたい、皆が俺等のそんな想いを受け止めてくれて、目一杯上がって楽しんでくれてる瞬間が1番報われてました。無論、未だ未完成の俺等の事、至らぬ部分も多々あった。いつもの90分の間、ずっと一定して良かったとは思ってない。その日の全てのお客の全ての求めに応えられたとは言い難い。けれど、とにかく!俺は一生懸命やったよ。そこははっきりしてるよ。そこは自信持って誇れる。聴こえるように、聴き取れるように、持てる肉体の全機能を、全神経を使って言葉を投げかけ続けた。よくライブでも言うけど、一語一句全てYESをもらえるとは思ってはいない。けれど、俺とDYEは一生懸命やったよ。93本のライブ等しく全て。だから今は満足してる。ささやかながら充足感に包まれてる。集まってくれた皆、ありがとう。皆がそれぞれ忙しい中、受け止めに来てくれて、そしてそれぞれYESを与えてくれたおかげだ。そのYESはこっちに届いてたよ。ありがとう。8月、9月、10月はライブしません。PHASE 4の開始時から、音源制作、デザイン、ウェブ、宣伝、経理、ブッキング、精算、そしてライブ、ずっとアウトプットし続ける日々だった。俺には今インプットが必要だ。11月からまたライブ始めます。

以下、ツアーレポート。

北見。6月末の最南端、石垣島から一転、最北端。そもそも「TOTAL」リリースツアー自体、この街から始まったんだ。約1年、パワーアップ重ねて、また帰ってきたぜ。旅人は戻り、囚われ人も戻った。また新しい何かが始まるって事さってね。電車に揺られる事、4時間半。着いた北見は夏祭り!沢山の人が繰り出していて、それだけでワクワクしてくる。箱は昨年と同じUNDERSTAND。北見の音楽好きがジャンル問わず結集しているお店。この日は東京からPAナオミ、照明畠中両氏も駆けつけてくれてた。ベストの布陣。まずは飯だ。北見で飯って言ったら焼肉。究極の秘境、龍巳。今回も味、雰囲気、価格、そしてセイスイの焼き、全て完璧。
さあ本番。空調が良くはないと聞いてはいたが、マジで暑すぎた。だって前週の石垣島よりも暑かったもん。そんな中、最後までついてきてくれた皆、もう何度も北見でライブをやってきたけれど、この夜も最高でした。いつも最高です。シリアスさと笑いが交互にやってくる、気心の知れた時間だったね。そこで聴いていてくれてありがとうございました。終演後も道東の仲間との乾杯、会話、笑い、余韻が良い酔いでした。まっつん、遂にその日は来たね!色々御世話になりました。

札幌。正真正銘の我等が愛する故郷。THA BLUE HERBは1997年にここで生まれて、今日まで育った。ワンマンライブはここでも1年ぶりだ。俺等がこの1年間、列島中でやってきた事を地元の仲間に観てもらう、これは最早、金の問題ではない。金じゃどうにもならない領域、つまり誇りや仁義が土台にある。特別な夜だ。
舞台はFILL MORE NORTH。普段から遊んでいる場所。まさにホーム中のホーム。北見に引き続きPA、照明を加えた4人態勢。そしてO.N.Oのライブも。久々のTBHR祭。仲間も先輩も後輩も呼んでる。プレッシャーもあったが落ち着いていた。いつも通りにやれば良い。そうすればあの音楽好き達はぶっ飛んでくれるはず。先攻はO.N.O。有無を言わせない爆音が、オープン直後の何もない状態から熱気を生み、沸騰させる。間違いない!上がったぜ。で、本隊。凄かったね。俺の意識はずっと夢中にあった。普段通りと言っても、そこは地元。リリックのあちこちに出てくる地名、人名、忘れ得ないエピソード達が、ずっと説得力を体現していた。
これをヒップホップではリプレゼント、と言う。地元ありきの音楽。地元に認められる事によって初めて外に出ていける音楽。そこだけずっと大事に守ってきた。
どんな街に行っても、どんな強者に会っても、そこだけ忘れずここまでデカイ口を貫いてきた。勝ちまくってきた。ただ騒いで楽しいだけの音楽じゃねえ。俺等はこれから先もこの街を歌っていくっていう宣言よ。共に生きていく仲間、そして死んでいった仲間に対する約束よ。そうやって深まっていく。これが40超えた男のヒップホップ。楽に2時間半越え。天下無双。最後まで付き合ってくれた皆との絶え間なく高まる共感があった。そこで聴いていてくれてありがとうございました。



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