MESSAGE FROM BOSS

2014.5.20(#1)
5月。 TBHRから久々CDのリリースがあります。O.N.Oの3枚目のソロアルバムです。前作「Signalog」から5年半、また博士が帰ってきます。THA BLUE HERBでの言葉を際立たせる役割から完全に解放されたビート職人、まさに独壇場です。自身、MachineLiveと名付けたライブ修行の中、そこで見つけられた音像を実際のライブで試し、鍛え、生き残った音のみがアルバムに選ばれる、このユニークな制作手法は今回も変わらず。まさに現場で産まれた、深夜の暗黒の爆音のダンスフロアーで産まれたビート達です。はっきり言いまして、並のビートとは強度、狂度が全然違います。叙情性と凶暴性が突き抜けまくっております。タイトルは「Ougenblick」。発売日は6月4日。税込み2,500円。博士の進化はここまで来ました。初回特典として、来る7月にこちらも久々TBHRからアルバムをリリースするNAOHITO UCHIYAMAがリミックスした2曲を収録したCDが付きます。ここのオンラインショップでも先行通販やります。5月26日から。 NAOHITO UCHIYAMAのアルバムに関しては来月詳しく。 MICHITAとの1曲「SHIRETOKO SPRING HIGH」のPV、すでに公開中です。収録されているアルバムの発売日は5月21日を予定との事です。今思えば、直で参加してほしい旨のメールをもらってから、時間もあまりなかったので、ここは難しい事を考えずに(いつもと言えばいつもですが)、MICHITAが創って送ってくれたワンループに乗って、感覚勝負で書き上げた曲です。なので出来上がりを聴くと、今まで創ってきた曲とはまた異なる俺の側面を引き出された気がします。時間があれば、もっとああしたいとエゴも出てくるのでしょうが、今回は望んでMICHITAのループに導かれていった感覚が強い。故のラフさ、力の加減の具合があの緩めのループとBPMの上で、焦らずに春を迎える楽天的なムードに直結してるんじゃないでしょうか。あの日の晴れた知床の空気もあんな感じだったんだ。アルバムは俺以外も北海道のMCが総出演と言っても過言じゃないメンツが言葉を添えてます。北海道以外からも凄腕揃い。対するMICHITAの音、お楽しみに。 ここからはライブレポート。4月もあちこち顔出してました。呼んでくれた皆、携わってくれた皆、そして来てくれた皆、ありがとう。 長崎。1年4ヶ月ぶり。札幌から博多へ飛ぶ。大祐とモトラが迎えに来てくれていた。そこから一路西へ。進撃を遮らんばかりの大雨。負けずに進む。モトラの話術が炸裂。笑ってる内に着いた感あり。舞台は前と同じASTRO SPACE。リハやって外に出たら雨は止んでた。飯は皿うどん。今まで何度も食ってはいたが今回バシッとハマったね。あんな旨いもんだとは知らなかった。腹モチもばっちり。さあ夜が始まるぜ。長崎の音楽家がジャンル問わず暖めてくれたステージ。 敢えてステージのクーラー切ってもらって、熱気は徐々に溜まり始め、皆で沸点まで行けたね。言葉が心の深い所に浸透していってるのが感じられた夜でした。与えられた時間を大幅にはみ出しての着地。ありがとうございました。大祐に出会ってから、長崎の音楽好きと繋がれたよ。お疲れでした。翌日も皿うどん! 久留米。4年ぶり。長崎出て、美しすぎる田園風景を車窓から眺めていたらすぐ着いた。辺りは春の陽気。しかし今夜も激戦必至。地元の音楽家に加え、博多からMANTIS。そして昨年の秋田以来のDOOOMBOYS。DOPEな事になるぜ。会場は大きくて音も良かった。リハもばっちり。からの飯。宿前に何気にあった日田焼きそば、想夫恋。超旨いね。九州来てずっと麺ばかり食ってるな。またも腹モチばっちりだ。箱に戻ると外も中も良い感じ。本番。これが凄い事になったね。 突き抜けて向こう側に行っちゃいました。皆が上げ続けてくれたおかげです。キラッキラに輝いてたよ。あんな夜が待ってるから止められねえ。さすが北部九州ジャンクション。各地のノリが混ざり合うカオスな熱狂。ありがとうございました。2日間の疲れも心地よく、酒が沁みた夜でした。オージローお疲れでした。 神戸。1年ぶり。通算10回目。最近は早い時間のライブが多かったが、この日は深夜。リハを済ませ、飯。きぬ屋。ここは以前に1度来ていたが、以降も何度も行っても満員で入れなかった鉄板焼き屋。久々座れた。味は間違いなし。途中から神戸名物シャーリーも合流。笑いが絶えない。思えば10回の神戸ライブの中で迎えてくれる神戸の顔ぶれも随分変わった。でも新旧のメンツが良い感じで混ざり合ってる今の神戸、濃く、世代間の結びつきも良い感じ。箱へ。ホットな事に なってる。よっしゃあ。ライブは90分。最初から最後までお客の熱気は途絶えなかった。こっちも必死でした。頂上は輝いていたよ。ありがとうございました。終わってからも地元のMC、DJが次々登場して、皆が良いライブだった。昔からずっと受け継がれてきた神戸ヒップホップ。レベル高い。アツシ、お疲れでした。


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