BOSS THE MC MONTHLY REPORT 2002.04

ううううっす  1ヶ月ぶりー みんな変わらず元気でしょうか?
1人も欠けていないことを 祈ってるよ  札幌は相変わらず札幌で今月もいろいろあって いろんな曲と曲が いろんな場所でつながってました そっちは?
皿も 1st,2ndシングルと1stアルバムの再発、そしてMAXI CDといった具合に 2002の第2期の FRONT ACTが出そろったインタビューも始めてて
まずは ロッキングオンとブラストが出た  ひゅううう 出てきてるねえ 姿があらわになっていくぜえええ ま ゆっくり聴いててください
2ndアルバムは 5月22日だ  結論を出すのが好きな奴らが もうなんか 俺らの考えてることわかった気になって いろいろ 語ってるけど 焦るな
FRONT ACT見て 聴いて それで PARTYから帰る奴は 明日仕事が早い奴だ  その人達は不運だがしょうがない 帰って明日の仕事に行ってくれ
でもほんとに そのPARTYを楽しみに待ってた奴は 帰らない  なぜならこの日のために 時間を取っておいてたはずだから
PARTYは これからだぜえ   ご婦人達よ ドレスをすそは切り取ってしまえ たどり着くところは見えてきたか? 5月22日にたどり着くところは 果たしてそこかな?
ゆっくり楽しんでくれ
そこにたどり着くために 離れて 独りになって 歩いて 登ってきた
そこにたどり着くために スタジオに入って 俺らは一足先に そこにたどり着いてきた
そこにみんなが たどり着いてくれることを信じて俺らは そこで待っている俺らの音楽を聴いても 俺らにはなれないし ならないし まあなりたくもないだろう
音楽は 個人的なものだ  一緒に 同じスピーカーで聴くことはできても そこで感じることまでは 共有できない  似た感覚こそあれ 全く同じとまではいかない
一緒に寝ても 夢までは 同じものを見られないように  絶対に同じにはならない だから それぞれが それぞれに 感じてくれ 考えてくれ
その時の 俺の「今 俺に現れるもの、今 俺が思うこと」を  そこで あなたが思うことは 俺の「今 俺に現れるもの、今 俺が思うこと」ではなくて
その時の あなたの「今 あなたに現れるもの、今 あなたが思うこと」だ 
印象は 移ろっていく  スピーカーを通して人から人へ  止まらない 人よりその音楽を理解しているという優越感は意味がないものだ 全く意味がない その人にも相手にも
何故なら もう一度言うが 音楽とは 個人的なものだから  音楽雑誌も カウントダウンTVもただの 道具だ  それも「買う」という過程までのだ
そこから先は 音楽とあんた独りだ  その先にあるものは この後 話そう
踊らされるなら あんたが大好きな その夜の全てを託し任せられる人に踊らされろよ
ま 何をやるかは勝手だから どうでもいいけど  お前には俺らは止められないよ 俺らが 誰をDISったって あんまりきゃんきゃん騒ぐな DISられた奴らはともかく
(そいつらには立ち位置は1つしかない) 親愛なるリスナー諸君! この闘いは あんたらには 関係ない あんたらは味方でも敵でもない 傍観者だ 大事な客だ
だから楽しんでくれ 高見の席から
せっかく金を払ったんだ  目一杯 楽しんでくれ
そして曲達の中から ヒントや闇や痛みや勇気が 一瞬でもあんた個人とシンクロすることを期待しようアルバムが5月22日に出て すぐライブやるぜえええ 詳しいことは来月載せるけど たぶん 5月中に いきなり大阪、京都、神戸いくぞおおお!
その街からはいろんな人たちに 誘われたんだけど 今回は クラナカ達に世話になることになった その後は 東京、札幌で6月に リリースパーティーをやる
その後は 全国に行く いくぞおおおおお
個人的な音楽が すごい人数で共有した時に マジックの様に ステージが、フロアーが 全て1つになる時が 少しだけでも 一瞬でも 訪れるのがライブだ!
あああ そうなるといいなああ  そのためにさっき言った 独りになって音楽を通り過ぎる時間が あるのかも   かもよお今月は先月に続いてネパールの写真を載せています  今回はヒマラヤに入っていたときのやつです 今からちょうど1年前です
山には一ヶ月いた どれ1つとてシャレになってない 寒さと坂と砂埃と吹雪と雨と空腹と腹痛と熱と寂しさと それらを全て足した数に 少しだけ勝る
シャレになってない最高の風景があった いつ終わるのかもわからない長い道の間 いろんな事考えた  すっげー奴らがいた
アンナプルナという地域を回ってムスタン王国の入り口まで行った 高地に行くとチベット系の村ばかりで ほそーい電線がかろうじて便利を運んでくるような所だった
俺がバックに詰めていた文明は なんか頼りなく 草1つない カラカラの岩場に 強風にびくともせずにつかまっているサボテンの方が ずっと強そうだった
いやあ 今更だけど 世界はいろんな所に いろんな人がいるわ まじででわ また来月   賛同と非難と困惑が 飛び交う最前線からの手紙 最後には 俺らが勝つ  最後には 俺らが勝ってる事が みんなにわかる
ILL-BOSSTINO THA BLUE HERBPS..........うっす  今さ アルバムのデモ 1曲だけ聴くつもりで CD走らせたら 最後までいってしまった  まああああじで やばい
それでさ これ読んでる中で 4月に インタビューで会うことになる 久々の、はじめて会う、親愛なる同志で 同時にライバル、同時に互い最もじゃまな存在、
同時に話せる友達の 全てのライター諸君!!!! そこにいるかあ? いるならいっとくけど 近々 CDで デモの完全版が届く  その札幌の生意気なガキの能書きが
果たして ただの能書きかどうか 俺らには どこまでみえてるか しいいいいっかり聴いてくれよ なあ こっちは まじガチンコで 本音だけで 思ってることを
畏れず 誰にも遠慮せず 話してるんだ あんたが 僕らのことを 認めようが 認めまいが どっちにしろ はっきり書いてくれ  その場所はみいいんな見てるぜ
あんたが ただのバイト気分か、ゴシップ好きか、心にうっすらと流れてすぐ消えてしまう音像を 自分の解釈で、畏れず 活字にする術を持つ者か はっきりするわけだ
腕の見せ所ってわけだ 人よりも少しだけ大きな声で 音楽を批評するというライター諸君 せっかく語り合うんだ おもろい質問をたくさん 持ってきてください
そこで俺が 何を話すか楽しみにしてます
じゃ また