BOSS THE MC MONTHLY REPORT 2004.05

おーっす
すっかり春ですな ってこっちまだ桜咲いてないぞおお

4月はライブ3本 1日 渋谷AX すでに桜咲いてた さいっこー暖かい日でした
大観衆サポートありがとう 東京は今月と来月また行きます 遊びましょう
そして久々旭川 札幌 2連ちゃん 集まってたねー どこも かしこも
旭川はまだ寒かったけど中は熱く 1時間越え 行けるまで行ったな ついて来て
くれてありがとう ホーム札幌はスカーフェイス集合してた ブラザー 不良 悪友 みんな久々
俺等 昔っからよく遊んでた 今はそんなに会わなくなったが 俺等はあんな感じで
今 言葉と音で あんなライブで全国の猛者達とガチンコで勝負してるんだ
みんなも元気そうで安心したよ その調子で がんがん調子こいて 悪のりで
イケイケで行ってくれ! 5月 7月そしてライジングサンと今年は札幌でライブ
結構やるんで またがっちり飛ばしてやっから 俺等を上げに来てくれ!

ライブ日程等詳しくはライブスケジュールを参照してください

5月22日はゼップ札幌でSIONと対バンする! みんなSIONって人の音楽聴く?
俺? 俺はもうずーっと聴いてる 高1の時 入学して1ヶ月目で停学になって(トホホ...)
俺もー何もかもどーでもいいって時期だったから かなり荒れてたのよ ま その頃って
誰でもそーなんだけどさ 今よりも世界は狭く 俺にとっての未来はお先真っ暗だった
そんでそん時はじめてなにげに聴いたのが「コンクリートリバー」 何かのフェスティバルの映像だった
「ブルースに体をゆだねながら逆らい続けてる奴等を思うと 夜明けにはビートが
満ちるように 何かが変わってく 俺は信じてる」 その歌詞には本当に力もらった 
それから何かぶつかるたびに聴いてきた そびえる壁の前で 不安の前で 絶望の前で 疲れと共に
何度も聴いてきた ストリートスライダーズ ブルーハーツ ラフィンノーズ...... いろいろ
聴いてたけど SIONは今日までずーっと歌い続けて来てるんだよな 長い長い道のりを歩いて
その日ゼップ札幌で俺等の後にステージに出てくるんだよ 俺等もやったるぜえええええええ!

レベルファミリアのアルバム「SOLIDARITY」が出ます 5月19日 そこで1曲やってます

HERBEST MOONのアルバムが出ました このアルバムにはすごい長い時間とその間の思い入れが
詰まっています これから続くチャレンジの第1歩です まだまだたくさん創っていくつもりです
5年後も 10年後もダンスミュージックを創っていくつもりです その第1歩です 
近くに置いてやってください 「創られたのは古いが 今にとって新しい」 俺が今聴いてる
ダンスクラシックと呼ばれる音楽は総じてこう言えるものばかりです その新しさは全く驚異的です
つまり..........答えは今出すべきではない 今の答えはさほど重要ではないということを示唆しています
近くに置いてやってください そして長く続く人生の局面局面に聴いてください 一緒に
年をとっていけるように創ってます この手の音楽はプライベートなものです 流行りでもなく
完全に理解することが出来るものではない 何故ならそれらは人生について歌われたものだから
長く曲がりくねった人生における難題について歌われたものだから 完全な答えはまだずっと先にある
その過程の後ろでかかる音楽を創ったんだ ダンスフロアーは人生を見極めるところなんだ 
そこで歌われる曲の色はそれぞれの人生の場面によって変わる それぞれの人生の中でかけてやってください
毎日だけは無条件に新しい それ以外は移ろう 時間の渦の中 時に古く 時に新しく

さて ここでダブアルバムの登場です ダブとは? うーん わからん フィーリングを言葉に
するのは本当に難しい ダブは聴きますか? キングタビー リーペリー サイエンティスト
エイドリアンシャーウッド マッドプロフェッサー.........発明家 JAH 偉人 哲人 鉄人は
たくさんいますね みんな好きです 大好きです 向こうに簡単に飛ばされます 最高です 
そして俺はダンスミュージック側のダブも好きです いや 上に挙げた人達も全然ダンスミュージック側
ですね 失敬 俺が言いたいのはハウスミュージックを聴いてから後に出会ったダブのことです
これがまたたっくさんあります 名曲 奇才 開拓者 たっくさんいます 挙げればキリがないですが
今 部屋の手の届くところにあるレコードを挙げてみましょう

SET FIRE TO ME(INFERNO DUB)/WILLIE COLON(A&M)1986
WHADDA U WANT(FRANKIE'S DEEP DUB)/ADEVA(VIRGIN)1995
HAVEN'T BEEN FUNKED ENOUGH/KING SPORTY&THE EXTRAS(DANCEFLOOR)1983
CHILD OF THE KING(DUB'CAPELLA)/TRAMAINE(A&M)1986
SET YOUR MIND TO IT(MR.FINGERS JAZZY INST)/GALLIFRE(GHERKIN RECORDS)1990
SOMETHING DUMB(HOUSE DUB)/OTIS DAY&THE KNIGHTS(MCA)1989
TAKE SOME TIME OUT(DUB)/ARNOLD JARVIS(4TH FLOOR)1987
PROTECTION(THE ENO MIX)/MASSIVE ATTACK(CIRCA RECORDS)1995
JE KA JO(CRAZY VOCAL)/JOE CLAUSSELL(IBADAN)2001
DO YOU REALLY WANT TO HURT ME(DUB)/CULTURE CLUB(VIRGIN)1982
GIVE IT UP,TURN IT LOOSE(KEVIN'S EXTENDED JAZZ MIX)/EN VOGUE(EAST WEST)1992
COVER ME(DUB)/BRUCE SPRINGSTEEN(COLUMBIA)1984
HIGHER THAN THE SUN(A DUB SYMPHONY IN TWO PARTS)/PRIMAL SCREAM(CREATION)1991
RELEASE THE ACID/BANG THE PARTY(WARRIORS DANCE)1988

...................................気づいたら 聴いちゃってたよ すっかり まっじでキリないのでこの辺で
ボーカルだけにしたり エフェクトかけたり 抜いたり さしたり 最高自由 「自由!」これが1番
どれもリリースされたのは古いけど 音 アイディア メチャメチャ今新しい ね 言ったっしょ
これ以外にももちろんたーくさんあります それこそ星の数ほど アイランドというレーベルからの
12インチシングルに入ってるダブも最高です この辺は本当に挙げればキリがないです
スティーブスタンレー ラリーレヴァン この二人の手がけたダブはダンスフロアーで聴くと
音の跳ね 鳴り 輝き エフェクト 深さ 本当にすごいと思う ふー みんな本当にすごい!

アルバムとほぼ同じ曲順でダブアルバムは進んでいきます ここで肝心なのは 忘れてはいけないのは
前よりも高いところを目指して進んでいくということ これが今回1番信じたこと 「さらに上へ!」
あきらめず 目の前のアルバムヴァージョンという「経験」を切り崩し 破片を集め 「さらに上へ!」
何とストイックな行為だろう! これぞ自分対自分! 昨日までの最高地点が相手なのだ! 強敵だ!
あきらめず 「さらに上へ! 上へ!」 こうやって創りました この行為を後で振り返ってみると
どうやらダブというらしい そうか! そうです 以上が俺の持ってるダブへのフィーリングです

既成概念 公式 伝統 これらと最も遠い所にこのアルバムはどろっと生まれ落ちます
YOUNG HEARTS RUN FREE!! 音楽すべてはそもそももっと自由であったはず! 

「DUBTHING WE REALIZED」 このアルバムを全ての自由の民へ捧げます

長くなりましたが この辺で  
楽しく生きよう            ILL-B