ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB) MONTHLY REPORT 2006.12

ども 今年も残すところあと1ヶ月 毎日さみーよ

J.S.S.のアルバムについて.........

「ただひとつ言えるのは、彼らの生真面目さは相変わらず時代の冷笑主義的な風に相変わらず真っ向から反するもので、それは
決して無駄な事ではないと思う。」  remix誌 12月号 

迷いを隠さない 曖昧な言葉だ 少し言わせて下さい そーなんだ 時代ってそういう事になってんの 俺は全く知らんかったよ
今夜も どこかで ダンスフロアーは沸騰してるぜ あなたにも知らない世界っていうのが存在するんだ 別に何も札幌だけじゃない
純粋に(毎月のレビューをこなすためじゃなく) 純粋に音楽から受ける愛を求めてやまない 沸騰してるダンサーは実在してますよ
デヴィッドさんの2日目の朝方 かつて彼の目の前にいた 今はもう消えてしまった無数の興奮 陶酔 悲哀 決意 希望たちの
墓標のように しかし 今もしっかりとそこに立っている 多くの それらを手に入れたダンサー達に混ざりながら 彼ら 彼女らを
見ていて 俺は思ったんだ 俺の そしてここにいる全ての人々の そして回り続ける曲達の 沸騰した「想い」は間違ってねえって
思ったんだ 次の曲を求めるのが証明してる それは未来を指向していると いつどこで 誰が創ったかも知れない 完璧な曲達が
そこにいるダンサーたちやスタッフの 無償の労働で組み立てられたサウンドシステムで 恐ろしいほどの 畏怖を感じるほどの
音を鳴らしている デヴィッドさんは私達を見つめている 立体に完璧にカットされたダイヤモンドのように美しい音楽が過ぎて行く
そしてパーティーが終わり そこにいたダンサーやスタッフは 誰も何も強制せずに その場をきれいに掃除する 消えて行く夜を
想いながら 1曲も! 1分も! 誰一人も冷笑的なんかじゃない! だからCDを買ってくれって話じゃないぜ そんなんじゃねえ
沸騰してる人々に 沸騰してるメッセージを届ける為に 俺らはJ.S.S.を始めたんだ 断じて冷笑的な時代とやらに立ち向かうため
じゃないよ ぜーんぜん違う 仮に あなたのその街は 不運にも冷笑的な風が吹いていても そんな空気なんてのはいつの時代にも
存在するんだ 心の中にね わかる? それよりも問題なのは 周りの空気ではなくて 今を生きているあなたの 若かった 無限の
可能性を持っていたはずの心が 小さな疑問を感じながら 結局は迎合して あきらめて 日々の忙しい時間の積み重ねの中に 全て
埋没してしまって 時代を 冷笑的に 冷笑的だと言ってしまってることにある 残念だが 「俺も若い頃はイケイケでね」って
話す奴と大差ねえ そんな奴を曲は待たねえよ ターンテーブルは回り続けている 弱い心が何をささやこうとも聞きやしない

以上

こういう事言った後に もう後悔してる自分がいる こういう言葉ってのは いつも自分に還ってくる 同じ傷を俺に負わせる
でも 俺の傷と引き換えにでも俺は言うよ 熱く行くぜ 腐り 冷めちまってるんならしょうがねえ 関係ねえ 俺は言うよ

今年も 多くの音楽が世に産み出されていきました それらはまだ最初の響きを維持していますか?
今年も 多くのパーティーが いたる所で開催されました 最後の1曲の光景を覚えていますか?

音楽は ものすごい速さで 消費され 飽きられ 消えて行く さあ J.S.S.の音楽達よ お前等の力が果たして本物であったのか
世紀の旅の中で出会う多くの場面 場面で その力は幾度となく試されるだろう 俺は信じている 世界中の誰も信じていなくても
皆が忘れてしまったとしても その時は何度もやってくる 俺が死んだ後も必ずやってくる 俺は最後まで信じてやる 黙って歌え

毎日を 斧スタジオでのプリプロに費やしています ずいぶん長い事かかったが いよいよレコーディングだ

MUSIC BOXですが 諸事情により中断中 年明け 少しやります 楽しみにしてる人には迷惑かけてます すまん

でわ 年末 良い時間を 音楽に限らず ワクワクが 今も 皆の心にある事を信じてるぜ    ILL-B