ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB) MONTHLY REPORT 2015.05

5月。

こちら札幌も、桜が咲きました。

4月は制作に費やしてました。俺の初となるソロアルバム。全体像はまだ見えてませんが、言葉も蓄積され、各地職人からビートも集まってきています。
客演を頼みたいラッパーともそれぞれコンタクトを取り始めています。これまでO.N.Oとずっと2人で曲を創ってきたので、ビート、そして同じ曲の中で
バースを分け合うラッパー、つまり今まで全国各地で出会ってきた人達とのセッション、これら全て初めての仕事のような気分です。かなり新鮮です。
そんな流れで札幌でB.I.G. JOEと1曲録りました。5年前の「MISSION POSSIBLE」以来。前は札幌市外のスタジオだったんだけど、今回は札幌の街中。
20年近くもこの街のあちこちで俺等は出会い、別れ、また出会いを繰り返してきたんだ。スタジオに顔を出す札幌のラッパー、スタジオの外で出会った
ラッパー、この街のヒップホップの面子があちこちいるシチュエーションでのレコーディング。同じ過去から今日まで、そして今日から同じ未来を俺等は
見据えていた。最高のセッションだったぜ。ビートはこれまた札幌で古くから活動してきた男、LIL'J。彼もこの街の路上で何度も出会ってきた。その度に
いつか一緒に曲創りましょうって言い続けてくれた。何年も、だ。その気持ちに応えたいとずっと俺も思っていた。そんな、同じ札幌でも、時にすれ違い
ながらも続けてきた俺等、待った甲斐がある曲になった。これからまだ制作は続くが、このタイミングで、しかも札幌で、良いレコーディングが出来た。

今月もまた沢山の曲が出来上がります。

では、作業に戻ります。
皆も元気で。

ILL-B