12月。
さあ来ましたね。今年も残りわずかです。やるべき事をやり切って笑って終わりたいものですね。でも出来なかった事は来年ね。そんなノリで行きましょ。
俺等のやるべき事、はい、恒例の年忘れライブです。今年もあちこちで鳴らして生きてきましたが、以下4か所のライブで集大成とさせていただきます。
THA BLUE HERB YEAR END TOUR 2024
12月22日(日) 札幌 KLUB COUNTER ACTION → 完売しました。
12月25日(水) 大阪 Yogibo HOLY MOUNTAIN
12月26日(木) 名古屋 HUCK FINN
12月29日(日) 東京 LIQUIDROOM → 残り少なくなってきてます。
1度でも来てくれた人なら知ってると思うけど、年末あの場での一言一言の響きって独特でして、何故なんですかね、あれは。刻一刻と減っていくような時
自体は切羽詰まってるけど、それより何と言うか不思議な辿り着いた感の方が強いよね。そりゃそうです。今年も皆が色々あったはずです。何もなかった人
なんていない。無傷な人なんていない。言うてもただの音と言葉なんで音と言葉以上のものはありませんが、楽しいよ。やって良かったっていつもなる。
いつからかそこをその年のゴールにするのが定番になってます。限られたエリアでの開催になってしまって申し訳ないんですが、お近くの方々は是非是非。
ツアーのゴール東京LIQUIDROOMでは、ライブの前にこちらも恒例になりつつあるTHA BLUE HARVESTが腹ペコのあなたを待ってます。各地から料理人、
生産者、本屋や服屋やDJが今年もLIQUIDROOM2階のカフェに大集合して、ライブの前に自慢の美味いもの食べて呑んで、生活へのアイディアやヒントを
シェアして、そして皆でライブ観ようぜ!という皆得なイベント。そんなの楽しいし、ライブにも効果ありに決まってます。お早めの来場オススメします。
先日の金沢公演の際に作ったTシャツ、それに新たなデザイン(by Nishida / ZIGSAW)を加えた2種、12月10日からこっちのオンラインショップで受注販売を
開始します。
こちら、経費を引いた売り上げ全額を能登の復興活動に寄付します。発送は年明け1月6日からを予定してます。何卒よろしくお願いします。
今年4月に発売したTHA BLUE HERBプロデュースによるKMCのアルバム「I’M A FISHERMAN’S SON... POINT OF NO RETURN」をサブスク解禁しました。
発売以降も精力的にライブを行っているKMC。アルバムを改めて聴いたけど、沸騰してます。現状を、日常を、自分自身を、そしてTHA BLUE HERBを突破
しようと足掻き、叫んでる。TBHRに於いても、27年目でこのテンションの言葉を残せた事は後々効いてくると思う。俺等もこれを乗り越えるって意味で。
加えてこの作品、O.N.Oのビートの現在地点がとんでもない高みにある事が判ります。表現のバリエーションが曲ごとに転回され、で、最後はバッチリ着地
するんです。サブスクでしか聴かない人も今は多いと思われます。KMC、超ヒップホップで、超パンクですぜ。ただの若い奴と思ってたら火傷しますよ。
てめえはこの熱さで生きてるか、色々問われます。無謀で、無茶で、でも正直で。バカ正直で。最高っすよ。ほんと元気もらえますよ。楽しんでください。
ここからはツアーレポート。写真はこちらから。
金沢。2年ぶり。何回目かは判らない。初めて行ったのは2000年。あれから24年。いつしか出会って以来ずっと変わらずサポートしてくれているショップ、
EPOCHZの25周年で行きました。夏の富山高岡以来の北陸です。今年は過酷な出来事が色々あった。それ等をなかった事には出来ない。そこを経て、そこを
超えて俺達はvanvanV4で待ち合わせたんだ。痛みを伴う表現でもこの人達だったら受け取ってくれる、こっちは勝手に信頼してました。めでたい夜を祝いに
大勢集まってくれていた。からのあの105分。言いたい事の全てを置いてきました。ありがとうございました。ずっとあったかいアットホームなパーティー
だった。最後のDJ YOSHIMITSUの時間なんてたまらんかったね。能登や富山やあちこち遠い所からの参加にも感謝。明生おめでとう。そしてありがとう。
佐賀。4年ぶり。ここではかつてNICE TIMEっていうフェスがあってね。会場が吉野ヶ里遺跡っていうロケーションもあって最高だったんです。主催してた
ユータ君との繋がりももう長くなった。帰ってきたぜRAG.G。地元のラッパーを大勢揃えてくれた。佐賀市内でホテルが全然空いてなくて、終演後は福岡に
向かう事になってしまったんで、珍しく俺等がトップバッター。でも順番とか関係なかったね。初っ端からずっと到達してた。間違いない俺等と佐賀。皆で
ド派手に更新出来て何より。そっからはFLAGGを筆頭に地元勢。俺にとっては普段あまりない機会なのでしっかり観れて色々と受け取りました。まだ若い
で済ませてしまうのは無粋ってやつですね。荒削りなとこなんて俺もお互い様。何より熱意は届いてきたぜ。善い酔い夜でした。ありがとうございました。
福岡。4月の風と街音楽祭以来。今回は我等が親不孝のホーム、Kieth Flackの30周年を祝いに行ってきました。初めて来たのがいつとか、何回目だとかもう
判らん。リハの段階から馴染みの顔ぶれ勢揃い。ただ、本番は丑三つ時。ステージ最前線はいつものように灼熱の接近戦は確実。リラックスしながら気合は
張り詰めてたよ。とかとか思いつつ始めてみたら、剥き出しのライブになったな。剥き出しにならんと伝わらん事ってあって、それは俺もあなたにも。でも
まあそこまで行かんでも成り立つ夜もある。でもでもそこまで踏み込んでこそもう引き返せない、そんなライブってある。後者でしたね。ドラマティックと
しか言いようがない。あのシナリオは誰が書いたのか、見えざる手を感じざるを得ない。そんな夜。ありがとうございました。あれは皆で覚えとこうぜ!
1曲贈ろう。
ILL-B